かなり汚れていて、緑と黄色の混じったマンゴー。弊社でお届けしている傷がなく鮮やかな黄色のマンゴーとどう違うのでしょうか?


<市場で買ってきたちょっと汚れたマンゴー>



<弊社の日本向けお届け用マンゴー>


種類は、両方とも同じナムドークマイ種です。

それでは大きな違いななんでしょうか?

大きな違いは、果実が成長する過程で、『袋掛け』されたか、されなかったによるものです。

多くの方が、太陽がたくさん浴びたマンゴーは味が濃厚で、色も鮮やかな黄色になると思っておりますが、実は違います。

ナムドークマイ種のマンゴーが均一な黄色の綺麗な玉になるためには、『袋掛け』が絶対条件なのです。

「果物は太陽の光で甘くなるのだから、袋掛けしたマンゴーは甘くないのでは?」ということは、もちろんありません。甘さは、太陽の光ではなく、葉と根が作り出すものです。ですから『袋掛け』は甘さにはほとんど影響はありません。

つまり、この汚れたマンゴーもかなり美味しいのです。

ただ、『袋掛け』がされていないために、落ちてきた樹液によって侵食されたり、虫に食われたり、何かにぶつかったりして、傷ができた他、緑の部分が完璧な黄色にならないため、見た目的には「いまいち」となってしまいます。特に贈答用には不向きです。また、『袋掛け』することで農薬の量も抑えることができます。

輸出用の綺麗なマンゴーはほぼ100%『袋掛け』されています。


<丁寧に一つ一つ袋掛けされたマンゴーが成る畑>


以上、『袋掛け』の説明でした